~県から譲渡された犬猫たちの今②~

 県動物愛護センターや保健所では、保護された犬猫たちの命をできる限り救うため、迷子や引取りなど様々な事情で保護されている犬猫たちを新しい飼い主さんに譲渡しています。

 県から譲渡された犬猫たちは、今どのように過ごしているのでしょうか?

 飼い主さんたちに、現在の様子を教えていただきました。

 

 ※この記事では、平成28年(2016年)~平成30年(2018年)に寄せられた犬猫たちの様子を紹介しています

名前:コムギ(天草保健所から譲渡)
コムギ

○飼い主さんの手紙

 以前飼っていた愛犬の死からどうにか立ち直ってきた頃、テレビで、熊本の地震により動物の収容先不足が話題になっていて、一匹でも命を救えたらとネットで検索し、今回の犬に出会いました。

 まるで生まれ変わりのように以前の犬にそっくりで、すぐに申し込みました。

 頂いた時は、3ヶ月に満たないくらいで、まだまだ小さな小犬でしたが、今では18kg近くまで成長しました。

 譲渡会で犬の尊い命を救えた喜びはもちろんのこと、今では我が家の癒し的存在になり、しっかり家族の一員になっています。

 今後も、譲渡によって一匹でも多くの命を救って頂くとともに、譲渡先でも動物たちが幸せに暮らせますようお祈りいたします。

名前:はな(水俣保健所から譲渡)
現在のはな
現在

○飼い主さんの手紙(一部抜粋)

 仔犬は、”はな”と命名しました。

 我が家は、先代犬もすべて保護した子ばかりで、室内で飼っていたので…もちろん”はな”も室内で暮らしています。

 水俣から、阿蘇に来て寒いのが苦手なのか…コタツがお気に入りです!

 お陰様で、はなを迎えてから…毎日が楽しく賑やかになりました。

 ご縁を頂いて、大変感謝しております。ありがとうございました!

 今後も、保護された子たちが…1匹でも多く新しい家族に出会えるようにお祈りしております。

名前:はな(宇城保健所から譲渡)
保護当時のはな
保護当時
現在のはな
現在

○飼い主さんの手紙(一部抜粋)

 もらい受けたわんちゃんは、非常におとなしく、しばらくは鳴き声も殆ど出さず不安そうに過ごしていました。

 しかし、1日2日と経つうちに徐々に私たちの声によく反応を示すようになってきました。

 呼び名は、私たちの声によく反応した「はなちゃん」と決めました。

 今は、1日2回の散歩を楽しみにしているようです。

名前:ゆい(御船保健所から譲渡)
保護当時のゆい
保護当時
現在のゆい①
現在①
現在のゆい②
現在②

○飼い主さんの手紙(一部抜粋)

 早いものでゆいちゃんが我が家にやってきて8ヵ月も経ちました。

 子どもがアレルギーなのでシャンプーをまめにしないといけないのですが、ゆいちゃん、洗われてる間ずっとお風呂の中をグルグル…そして私もグルグル追いかけながらシャワー…大変ですが楽しいです(笑)

 たまに公園でロングリードにつないでボール遊びをします。ゆいちゃん、めちゃくちゃ上手で空中キャッチするんですよ‼

 「オスワリ」「オイデ」は完璧です。「フセ」「マテ」は練習中です^_^

 これからもお身体ご自愛されお仕事頑張ってください。本当にありがとうございました‼

名前:リコ(八代保健所から譲渡)
保護当時のリコ
保護当時
現在のリコ
現在

○飼い主さんのコメント

 熊本地震の2か月後、はちボラ代表 高野氏のブログで被災した犬たちが保健所にあふれていることを知り、福岡県から迎えにいきました。

 最初はとても恐がりな性格で、いつもビクビクしていましたが、今では私たちにとって娘でもあり、孫のような愛しい存在です。

 リコが我が家にやって来て間もなく二年になりますが。日々共に暮らすことでかけがえのない家族になりました。

名前:ジャック(八代保健所から譲渡)
保護当時のジャック
保護当時
現在のジャック
現在

○飼い主さんのコメント

 平成27年(2015年)2月19日に家族になりました。新聞にも載りました!

 天真爛漫な元気な犬です。家族以外にはガウガウ言っちゃいます…

 迷子にしないように終生飼養を誓います。

 家では吠えもせずトイレの失敗もなく猫とも仲良くお利口さんです。

名前:ベア(八代保健所から譲渡)
保護当時のベア
保護当時
現在のベア
現在

○飼い主さんのコメント(平成30年(2018年)5月7日時点)

 4年前の5月7日に、飛行機に乗ってやってきたベア。

 はちボラとしては一番の古株になりました。

 大きくて夢中で引っ張り、地面ばかり嗅いで目も合わせなかった彼は、今は甘えんぼの子犬のようになってまるで別犬です。

 猟犬の血はたぶん一生騒いでしまうので猫とは隔離、初めての犬と接するときには細心の注意を払っています。

 ベアのいのちを八代で守ってくださって本当にありがとうございます!

名前:ジョン(八代保健所から譲渡)
保護当時のジョン
保護当時
現在のジョン
現在

○飼い主さんのコメント

 熊本地震の少し前に八代保健所に収容されたジョンです。

 地震後の保健所が溢れかえる中、東京のシェルターの協力で助け出され、そこで出会いました。

 我が家の家族になったのは平成28年(2016年)8月23日。

 吠える、唸ると言われた子は、家の中では全く吠えないで、静かにお留守番をしてくれます。

 ジョンは我が家の癒し。きっと前世でも一緒にいただろうと思うくらい大切な家族です。

名前:優琳(すぐり)(県動物愛護センターから譲渡)
現在のすぐり①
現在①
現在のすぐり②
現在②

○飼い主さんのコメント(一部抜粋)

 とても優れた仔だと思ったし、我が家の宝(琳=玉=宝)という気持ちを込めて命名。

 内弁慶でリビングでは王様ですが、散歩は今もビビりとの闘いです。

 普通のおうちでは絶対ムリだと言われた意味がよくわかりました。(うちも普通の家なんですが…)

 でもとにかく可愛い仔です。

 是非是非、センター出身の、貰い手のつかない仔であってもとても可愛いのだということを社会の人々に知らせてください。

あなたも、ぜひ保護犬猫を

 どの子も、とても幸せそうな表情をしていますね。

 犬猫を家族に受け入れたいと思ったときは、県動物愛護センターや保健所から譲り受けることについてもぜひ検討してみてください。

 なお、犬猫を適正に飼育する飼い主さんを増やすため、県動物愛護センターや保健所から犬猫を譲り受けたい方は、事前に譲渡前講習会を受講していただいています。

 譲渡できる犬猫の情報は、こちら()をご覧ください。

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